いわゆる外資系企業。日本で独自に運営していたサイトを本社のシステムに統合するというよくある話のサポートをしています。
サーバーの移転自体は珍しいことではありません。
今回のように全社方針によるものや、単に管理コストが安くなるからなど理由は様々です。
こういったサーバー移転ですが、コンテンツを載せ替えるだけてWebサーバーを切替るだけであれば、社内・社外ともあまり大きな影響はありません。
ところが、単なるコンテンツの置き場所の変更ではとどまらない、「システム」の変更が伴う場合には、気をつけないといけない点がいろいろあります。
今回の事例で言えば、次の事項を気をつけるべきポイントとしています。
- コンテンツの移転および集約
- データの移転および集約(データベースを利用している場合)
- 業務の影響を最小限にする
- バックアップ
コンテンツやデータの移転・コピーなどについては多くの人が気づきますが、業務への影響という点については意外と見落としがちです。
それは、
システムが変わることでオペレーションや業務の流れそのものが変わるケースがある
ということなのです。
このことを頭に入れておかないと、
「コンテンツはコピーした。」
「データもコピーした。」
「さぁ、サーバーを切り替えた。」
までは良かったものの、新たな業務が発生した途端に混乱に陥るということになってしまいます。