久しぶりにCD-ROMの制作。
ようやく納品までゆきました。
6,7年ぶりになるのでしょうか。
インターネットが普及してからはすっかりCD-ROMというメディアから遠ざかっていました。
それにしても今回、海外でプレスしたのですが、当時と比べると料金はだいぶ安くなっていてちょっとビックリ。
国内でプレスするとスタンパーと呼ばれるプレスに使うガラスマスターの作成費用がどうしても割高になってしまいます。
海外でプレスする際に気をつける点はいくつかありますが、今回改めてなるほどと思ったことがありました。
それは、「レーベル面の印刷」です。
印刷費用を安く済ませようとすると、普通はシルク印刷で2色(あるいは1色)という方法をとるのですが、
海外だとそれほど単純ではないのです。
理由は、
インクの種類が違う
からです。
国内では大日本インキが標準になっていてDICコードと呼ばれる色で指定します。
ところが、海外では必ずしもこのインクを使うとは限らない訳です。
他の国からも依頼があるわけですから・・・
むしろオフセットの4色(実際には盤面が銀なので、下地に白を使うのでプラス1色)の方が、共用できるの割安であるというのです。
今回も最初はシルクの2色の指定でした。
でも、この説明を聞いてから、オフセット用に変更しました。
データを作り替えるのは簡単ですから。
印刷の世界は日本標準ですが、CDプレスは世界標準にあわせた方がトクなのです。
キーワード: CD制作,プレス,レーベル,印刷,シルク,オフセット