「期待以上の効果を出したIT投資は無し」、アビームがCIO調査結果を発表
http://www.nikkeibp.co.jp/news/it06q3/505470/
アビームコンサルティングが実施した調査結果。
対象は、国内大手(東証一部上場を中心とした)企業約2000社(回答は141社)。
IT投資が「期待以上」に成果を発揮したとする企業は1社もなく、
「期待通り」という回答も30%にとどまった。
対象は、国内大手(東証一部上場を中心とした)企業約2000社(回答は141社)。
IT投資が「期待以上」に成果を発揮したとする企業は1社もなく、
「期待通り」という回答も30%にとどまった。
この2年前の調査と同じ水準とのこと。
調査報告の中では「ITケイパビリティ」の影響が大きいとされている。
この「ITケイパビリティ」は、組織のIT活用能力を表す言葉して用いられます。
ITケイパビリティには次の5つの要素があります。
- IT活用ビジョン構築能力(戦略・ビジョン)
- IT活用コミュニケーション能力(コミュニケーション)
- プロセスデザイン能力(オペレーション)
- IT投資適正化能力(ファイナンス)
- チェンジリーダー開発能力(ヒューマンリソース)
最初に頂いた期待がどうだったのか、適正だったのかという評価については触れられていないので、文字通りに受け取るのもどうかと思います。
「IT投資」とありますが、本当に「投資」という意識をもって取り組んでいる企業がどれだけあるのかも大きなポイントではないでしょうか。
100%リターンを得られる投資は存在しないので、十分な調査や判断材料が必要だったはずです。