〜インターネット時代の落とし穴〜
ある日突然、ホームページが見られなくなった。
前日までは何の問題もなく見ることができたのに、である。
こういうときは、プロバイダー側のトラブル(ネットワーク回線、機器、サーバー)であることが、多い。
ところが、今回は違った。
一向にプロバイダーから連絡が来ないのである。
業を煮やして、こちらから連絡を取ってみるものの、
電話はつながらない、
FAXも応答しない、
当然メールにも返答はない。
こんなことが、この時代にあるものなのか・・・
これは、私のことではなく、私が購読しているメルマガを発行している方のホームページのことです。
いったい何が起きているのか、好奇心から限られた情報で調べてみました。
ドメイン名からサーバー業者と思われるホームページを特定し閲覧してみると、そこには、ちょっとヒントになる情報が掲載されています。
代表者が体調を崩して事業継続が難しいので他社へ営業譲渡した、というような内容。
レンタルサーバー業界は、大手から中小まで数多くの企業が存在しています。
小さな会社は大手にはマネのできないような臨機応変な対応やサービスで評判をあげていることが多いのですが、その基盤はやはり脆弱であることが多いのです。
特に人的リソースはどこも圧倒的に不足しています。
大手であればどうということのない問題であっても、特定スタッフの個人の能力・対応に依存してしまっている小規模業者では、その人物が対応できない状態が発生した途端にサービスが破綻してしまう。
期待することは良いが、やはり十分な備えは必要です。
備え=バックアップ(データだけでなく、サイト自体の)、万一の時の対応手順など
インターネットサービスの質は、トラブルが起きたときに大きな差がでます。
動かすことは簡単だが、動かし続けることは簡単ではないのです。