マーケティングにおいて、消費者の行動はしばしばパターン化されます。
もっとも良く知られているものとしてAIDMAの法則と呼ばれるモデルがあります。
AIDMAとは、
- Attention:注意を喚起される
- Interest:興味、関心が生まれる
- Desire :欲求が生まれる
- Memory :記憶する、記憶が想起される
- Action :行動する(購買する)
また、上記のそれぞれは、認知、感情、行動という段階に分類されます。
(1)認知段階:Attention
(2)感情段階:Interest → Desire →
Memory
(3)行動段階:Action
ところが、インターネットの普及とともに、この行動パターンに変化が生まれてきています。
このパターンをモデル化すると、AISASというモデルになります。
AISASとは、
- Attention:注意が喚起される
- Interest:興味が生まれる
- Search:検索する
- Action:購買する
- Share:情報を共有する
という段階に区分されます。
記憶する(Memory)代わりに、興味が生まれたらすぐに調べる・検索する(Search)のです。
そして、購買後はそのことについて、評価する(情報を共有する)というものです。
たしかに、商品比較サイトは隆盛を極めていますし、ブログに代表されるような個人が簡単に情報発信ができるツールの存在によって、
その評価をより伝えやすくなっています。
もちろん、この行動パターンが全てという訳ではありません。
ただ、記憶するという行動が省略されていることから分かるように、より購買判断の条件は厳しくなってきています。
いかに検索されやすくするか、そしてそこに十分な情報があることが必要になってきています。